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大津絵の店 五代目のブログ
主に大津絵、店、制作に関する話題を扱っています。
大津絵の代表的な画題3
簡単なコメントも付けていますので、制作依頼などの参考にして下さい。
各画像はクリックで詳細を表示します。
美人画
文読む女 B01
ほとんどの美人画がそうですが、やはり縦長の画面に有る程度の大きさをもたせて描くのがしっくりします。 本来の二枚継(半紙二枚分)の大きさが最も見栄えがします。 |
傘さす女 B03
藤娘以外では、上の「文読む女」とこれが大津美人画の代表格でしょう。 傘を描く分、身体(顔)が普通の美人画より小さくなります。 |
女虚無僧 B04
顔こそ隠れているものの、指先など細かな表現も多い絵です。 白無垢美人やこの絵のように白地の面積の多い絵は、シミが出やすいですのでご注意下さい。 |
太夫 A B05
基本的な美人画ですが、着物の柄などを微妙に変えて描くこともあります。 |
春駒 B06
若駒の作り物を持つ右手を大きく掲げた縦長の構図の絵です。 |
白無垢美人 B07
着物は白地に薄いピンクの格子柄です。 ピンク(淡い丹)は調整次第で濃くも薄くもなり、ぱっと見たイメージを左右します。 |
花売り娘 A B08 |
塗笠美人 B09
黒地に藤柄の着物を着た標準的な『藤娘』と同じ配色の美人画です。 |
猿
瓢箪鯰 A F02
水面に立ちナマズを瓢箪で押さえる猿の図です。 縦長の二枚綴を基本に生まれた構図です。 |
猿猴捉月 B F09 |
瓢箪鯰 B F10
瓢箪鯰は人気の画題だけあって、種類も多く伝えられています。 この絵はAのものより丈が短く、半切や色紙に適した構図です。 |
釣鐘提灯 A F11
天秤に釣鐘と提灯を提げる猿。 見た目に横長のイメージを受けるかもしれませんが、縦に余裕の有る方が映える絵です。 |
風俗画
船頭 Z01
琵琶湖で舟を漕ぐ船頭の図ですが、江戸後期の一時期、特に人気があったようです。 江戸後期の半切主体になった頃生まれた構図です。 |
万歳 Z02
正月に万歳を踊るところを描いた風俗画です。 こちらも半切に向いた丈の無い構図の絵です。 |
諷刺画
外法と大黒の梯子剃 F05
寿老人に梯子を掛け、大黒がその頭を剃るという滑稽な図。 大津絵定番の絵の一つ。 |
外法と大黒の相撲 F01
寿老人と大黒天が相撲を取っている絵です。 意外と縦長の構図です。 |
猫と鼠 F04
縦長の二枚継に描くのが基本で、 色紙のようなサイズですと、少し猫の持つ盃が窮屈になります。 |
瓢箪駒 F07
こちらも本来はもう少し縦長に描いたほうが余裕があってよいでしょう。 馬の色を茶色にすることもあります。 |
天狗と象 F03
天狗と象の鼻比べの図。 画像は色紙に描いていますので、少し縦が窮屈ですが、もう少し大きな半切などに描いたほうがバランスよくなります。 |
座頭 F06
座頭が犬に褌をくわえられる図。 かつては非常に人気があった図で、バリエーションも多く存在します。 |