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大津絵の代表的な画題

大津絵の代表的な画題2

簡単なコメントも付けていますので、制作依頼などの参考にして下さい。

 各画像はクリックで詳細を表示します。


仏 画

阿弥陀佛 A H01

大津絵最初期に生まれ、未だに人気の衰えない阿弥陀佛の図。
三尊来迎図と区別して「阿弥陀一尊」とも呼びます。
和紙以外には描き辛い図です。
不動明王 A H04

人気の高い不動明王ですが、凝った描線に二人の脇待と、小さく描き辛い図です。


地蔵尊 A H09

子供の守り神としても知られる地蔵菩薩の図。
描き手からすれば、柔和な目が非常に難所です。

十三佛 H05

虚空蔵菩薩から不動明王まで、十三の仏様を並べ描いています。
簡素な絵ですが、版木、分廻しなどを用いる為、和紙以外には描き辛い図です。
千手観音 H03

7対の手に省略していますが、それでも大津絵にしては凝った図柄です。

天神 A H10

今でも合格祈願などでよく見る天神様です。
絵馬のイメージが強いかもしれませんが、大津絵本来の絵柄は縦に余裕の有る二枚綴で描くものです。

騎牛帰家 A H11

四代目松山の『大津絵十牛図』の内、六番目の「騎牛帰家」です。
「指月」とこの絵が、十牛図では特に人気があるようです。

一休 H12

一休和尚が髑髏を杖の先につけ歩く絵ですが、 人死ねば皆髑髏という警句を示すためであったようです。
史実より取られた図です。
大黒 A H02

小槌を持ち米俵に乗った大黒天の絵。
いくつかある大黒様の絵の中でも、比較的シンプルなものです。

えびす B H07

烏帽子に釣竿、鯛を抱えた典型的な「えびす」の絵です。

大日如来 H20

大日如来の図
単純化された描線ですが、あまり小さく描くのには適しません
青面金剛 A H06

数多くの種類のある青面金剛の図の一つです。


武者絵

頼光 A M06

酒天童子を討ち取った源頼光の図。
刎ねられた首が、頼光の兜に噛み付いたところです。

釣鐘弁慶 A M01

弁慶が三井寺の釣鐘を奪い持ち上げた図。
義経に出会う前の姿ですが、江戸期には人気のあった構図です。

釣鐘弁慶 B M04

こちらの構図は近年の作ですが、今の弁慶のイメージに近いためか、上図より好まれています。
山乗り弁慶 M03

釣鐘弁慶とモチーフは同じですが、山の上に仁王立ちしております。
山は隠し字で「ひえい山」となっています。

長刀弁慶 A M02

弁慶最後の姿とも見えますので、「弁慶の立ち往生」とも呼びます。
現代では、釣鐘弁慶よりこちらのほうが人気が高いでしょうか。

牛若丸 M07

牛若丸こと義経が欄干の上に立つ図。
弁慶こそ描いていませんが、明らかにその出会いのときの図です。

為朝 M08

強弓で鳴らした源為朝の図です。
義経にとっては叔父にあたる人物です。
不遇な人生のためか、判官贔屓の庶民には人気の高かった人物です。




酒飲み奴 M09

奴が大盃で酒を飲み干す、豪気な絵です。
鬼、猿に並び、奴も大津絵では多く登場する大事なモチーフです。



鷹匠

鷹匠 A W01

美男子と鷹の組み合わせが人気を呼び、この絵も種類の多い図です。

鷹匠 B W02

こちらの鷹匠は黒い着物ですが、素手に足袋という大津絵ならではの特徴は変わりません。




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