大津絵の代表的な絵柄『藤娘』Aの掛軸です。
大津絵元来の二枚綴の大きさ(半紙2枚分)の泥絵を表装したものです。
舞踊に取り入れられて一段と人気が上がった図柄で、現在「藤娘」というと歌舞伎や日本舞踊を連想される方も多いようです。
江戸後期には良縁のお守りとしても喧伝されておりました。
純粋な美人画としても人気の高いこの図ですが、その起源には諸説あり、はっきりとしたことは分かっていません。
実際に舞踊を経験された方には一層身近な存在であり、お稽古の励みにと求めていただく事も多い絵です。
高さ1436×幅365(軸先含めて418)mm
画題については
「藤娘」(www.otsue.jp)も是非ご覧ください。